【ラパコレ図解】手術室で把握するべきポイントその1~手術の下準備~

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オペナースマン
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私がいる病院は総合病院なので日々色々な手術に携わっています。7年もいて思うことは最初の頃、こういうポイントを知っておけばさらに理解が深まっていたかもしれない。と思い今回は外科の事例を通してどう把握するべきなのかを解説したいと思います。

手術の流れを理解する

今回はラパコレ(腹腔鏡下胆嚢摘出術)の事例を用いて紹介したいと思います。無事に終了するためには手術の流れや根拠を理解しておくことが必要です。手術がどのように進行するのか、手術の各フェーズで何が行われるのかを把握することで、適切なタイミングでサポートできるようになります。具体的には、次のような段階を確認しておきましょう。

手術前の準備(術前準備): 申し込みの確認、体位固定に必要な物品、麻酔薬などの確認それぞれ何をしているのか見ていこう。

オペナースマン
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申し込みは術式ラパコレ、体位は仰臥位。ならまず部屋全体の配置を把握しよう

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器械を配置するイメージとしてはこんな感じ。配置ができたら体位を整えるグッズを準備しよう

ラパコレでは手術台を左にローテーションするので、側板固定器や足が落ちないようにベルトを準備しよう!

なぜ左にローテーションするのか?

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左に向けることで重力の関係で腸が左に寄る。そうすることで腹腔内での操作がしやすくなるためです

麻酔の確認

全身麻酔の指示が出ているはずなのでその中で指示の物品を集めます。高齢者や心疾患のある人などはシグマートやオノアクトなどの指示が追加で出ているか確認していきましょう。

術前訪問の準備

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術前訪問に行く前に患者さんの情報収集をします。知りたい情報としては既往歴、アレルギーの有無、感染症の有無、現在のADL、点滴ラインはどこにあるのか、同意書類の術式と左右の記載間違いはないか、抗生剤や輸血のオーダーは出ているのかなどです。

他にもあると思うので、新人のうちは先輩からポイントを聞き、それのチェックリストを作成してそれに沿って情報収集するのが良いと思います!あとは実際に訪問したことで気づいた患者の特徴を織り交ぜてメンバーと情報共有しましょう。

以上が手術室で術前の準備ポイントです。次回その2では術中の動きについて解説したいと思いますのでよろしくお願いします!

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ちなみに昨日の20時にSAHの呼び出しがありました…ACOMクリップ2か所、片付けを含め帰るのは4時頃で魂が口から出そうになりながら帰宅しました(泣)

こういうオンコールが続くと転職を考えたりしますね。看護師転職ならナース人材バンクやレヴァウェル看護あたりで職を探したいところですね。

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