【不安解消】手術室で把握するべきポイントその2~術中編~

オペナース
オペナースマン
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前回SAHの対応で成仏しかけ転職を考えたオペナースマンです。…違いました前回の症例の続きをやっていきたいと思います。

術中の役割を把握する

看護師は執刀医のサポートや機器の管理など、迅速かつ正確な対応が求められます。術中看護には「直接介助」と「間接介助」の2つの役割があります。直接介助(器械出し)では、手術器具の準備や医師への手渡しを行い、間接介助(外回り)では、手術室全体の把握をし必要な物品を出したり使用した物品の個数を管理したりや、手術中の患者の状態を把握し異常があれば迅速に行動して対応することが求めらます。

オペナースマン
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手術体位を整えタイムアウトしたら本番です。ではラパコレの場面でロールプレイングをやっていきましょう。

1.ポート挿入

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外回りの視点でいくと執刀医がポートを挿入したらお腹の中をカメラで覗きたいのでカメラの光源と気腹装置のスイッチをONにします。なので外回り2の人はモニターに棒立ちしましょう。

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腹腔内を観察し癒着がないのであれば残りの※ポート3つ分挿入します。あとは無影灯を消し照明を薄暗くしましょう。

※なぜポート3つなのか?

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執刀医の鉗子が入る分2つアシストが胆嚢を把持する鉗子を入れる分1つだからです。

2.剥離・標本摘出

剥離し動静脈にクリップをかけ切離。肝臓から引き離したら腹腔内に袋を入れて標本を摘出します。

オペナースマン
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標本が出るときポートを一度抜くので気腹装置を止めなければシューシューうるさいです。

カメラの光源も切らないと患者さんに熱傷のリスクが爆上がりするので切る準備をしましょう。

標本が出たら別なDrが標本解体ショーをして胆石を確認します。それを見てる暇はなく私たちは気腹を再開する準備をしましょう。胆汁が漏れなかったか、出血しているところはないか確認できたら創閉となります。お疲れさまでした。

まとめ

以上が術中の流れです。なんとなくイメージできたでしょうか?腹腔鏡下時のシュミレーションが少しでもできたなら幸いです。その「なんとなくわかった」がいずれ自信に繋がると思うのでこれからもよろしくお願いします!

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